
こんにちは。
高見宗太郎です。
今回のテーマ「感謝こそがあなたと周りを救う」は私が担当しますね

感謝の心が自らの幸福感や満足度を高め、ストレスを軽減し、免疫機能の向上にも繋がることは科学的にも証明されています。
また周りと良好な関係を築き、より広く人々とつながり、平和で共感のできる社会をも作っていきます。
誰にとってもかけがえのない宝物である「感謝」
今回の解説であなたに感謝の素晴らしさが伝わり、少しでも感謝の実践をして頂けるようになったら、これ以上の幸せはありません
日々、こんなにも感謝できる場面があるという「日常の様々な感謝シチュエーション集」はこちらから(7月公開)
感謝の心を世界の名言と共に
感謝は万能薬であり特効薬
①感謝はネガティブ感情の解毒薬になる
A:感謝は怒りや恨みに効く
誰しも生きていれば怒りや恨みといったネガティブ感情に囚われてしまうこともありますよね…。
しかしそんな時こそ感謝の心を発動させてみて下さい
感謝の気持ちは幸せにつながり、怒りや妬み、恨みに対する最高の解毒剤になる。感謝の気持ちを性格の一部にしよう
(マーク・レクラウ)
では、なぜ感謝がネガティブ感情の解毒薬になるのでしょうか?

感情の方向(ベクトル)が変わるからですか?
はい。
怒りや恨みを感じている時、意識はネガティブな側面ばかりに集中しがちです。
しかし感謝を実践すると、良いことや恵まれている部分もあることに目が向きます。


この視点の転換が、ネガティブな感情のループを断ち切るのに役立つのです。



実際、生理的な変化も起きますよ



感謝の感情は、ドーパミンやセロトニンなどの幸福系神経伝達物質の放出を促進します。今あることに感謝すれば、本当に心身の緊張や不快が和らぐのです



騙されたと思って、今日1日だけ500回「ありがとう」と唱えてみてください。私はこれで胃痛と動悸が治りました
B:感謝は恐怖や悲しみにも効く
恐怖は、悪い未来を想像することから生まれます。
対して感謝は、あなたを「今、この瞬間」に引き戻します。



あなたにはまだポジティブな材料が残されていることに気付いて下さい
あなたは、今の現実に感謝すればいいのです。
そうすれば、未来への不安や想像上の脅威から抜け出すことができるでしょう。



一方、悲しみは失われたものばかりに焦点を当ててしまいがちです
そこで感謝です。
感謝は、「これまでに与えられたもの」「残されたもの」に目を向けさせてくれます。
喪失感を完全に消し去ることはできなくても、失われたものだけが全てではなく、残されたものに感謝するという光が生まれるのです。


亡くした愛する人たちを恋しく思うけれど、彼らを愛したことを感謝している。その感謝の心が喪失感を征服したの」
(メイ・ブラウン)



死の恐怖や悲しみにも対応してくれる万能薬。それが感謝なのですね
死んだものに対する最高の別れ方は、悲しみに浸ることよりも感謝だ
(神楽坂玄明)



私は亡き祖父にこう教わったことを感謝しています
C:感謝はネガティブをポジティブユーモアに変えてくれる
感謝の気持ちがあれば、ネガティブな出来事を笑い飛ばすことすら可能となります。
例えば「失恋」も「この経験を活かして、もっと魅力的な自分になろう!」と笑い飛ばせばどうでしょうか?



きっと今よりランクが上がった自分は、次の素敵な恋に出会い、過去の失恋に感謝できていると思いますよ
酒が人間をダメにするんじゃない。人間は元々駄目だということを酒が教えてくれるのだ
(立川談志)
どんな女性にとっても最良の夫というのは、考古学者に決まっています。妻が年をとればとるほど、夫が興味をもってくれるでしょうから
(アガサ・クリスティ)



面白い!感謝できる点があれば、ネガティブからでもユーモアを生み出せるのですね
②感謝は幸福の特効薬となる
A:感謝は幸せに直結する
「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」
(松下幸之助)



感謝とは幸福を表し、幸福は感謝によって具現化されるのでしょう
「私たちは『ありがとう』と言うたびに、地球上の楽園に足を踏み入れられる」
(サラ・バン・ブラナック)
感謝はポジティブ感情を引き起こし、ポジティブ感情は心の状態を上げて幸福感を生み出します。
加えて、人間関係内で感謝を表現すると、強い社会的つながりが生まれます。
感謝が助け合いの感覚や共感の輪を広げ、共同体に幸福感をもたらすのです。





確かに感謝してる瞬間は「人生って悪くないなぁ💛」って思います
はい。これが内側から湧き上がる幸福感の正体ですね。
B:感謝する心が足りない危険性



逆に「自分は不幸だ」と不満を言う人の多くは感謝が足りていないということですか?
それもあると思います。
感謝の気持ちを持っている人は、自分を不幸だと思っていませんから。
「もし感謝する理由が見つからなければ、落ち度はあなた自身にある」
(ミンカス族の格言)
感謝と幸福が直結しているように、不感謝と不幸も直結しています。
例えば、カウンセリングをやっていると「〇〇があれば幸福になれるのに…」という愚痴をよく聞きます。
ただ…
それを手に入れたとして、その幸福が続くのは、残念ながら3か月程度です。



えっ!?
人間は慣れる生物であり、その欲望にはキリがありません。
つまり(3か月前後で)〇〇があるのが当たり前になってしまえば、もう幸せではないのです。
今度は、その先にある◎◎を渇望して不満に陥ってしまうのです。



結局、いつまで経っても幸せになれないじゃないですかー?
そうなんです。
そしていつまで経っても幸福になれない原因は、感謝できない自身の心の内にあるのは明白でしょう。
神にただ、「ああしてください」「こうしてください」と願い事をするだけではいけない。自分のいまの状態から幸せを考えもしないで、もっといい状態を得たいと欲望だけをぎらぎらさせている人が多い。いつも「どうもありがとう」と、いま生かされていることへの感謝の気持ちを持たないと
(フジコ・ヘミング)
「我々が感じる不満の全ては、我々が持っているものに対して感謝の念を抱くことがないことから生じている」
(デフォー)



感謝する心がないということは、本当に恐ろしいな…



お互い気をつけましょう
③感謝は人間関係を円滑にする良薬
感謝する心は、人間社会のなかで心穏やかに生きる最高の発明品
(斎藤茂太)



確かに穏やかな人って感謝上手ですよね
素敵な夫婦関係の決め手は、「ありがとう」のたった一言
(斎藤茂太)



春香さんのところはホントこれ



見習わなくっちゃ
深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々を過ごす。これが友を作り、人を動かす妙諦である。
(デール・カーネギー)



恐怖で人を動かすのは本物ではないということですな



北風じゃなくて太陽でいきましょう!


感謝はあなたが成長し、広がるのを助けます。感謝はあなたの人生に、喜びと笑いをもたらすだけでなく、あなたの周りにいるすべての人々の人生にも、喜びと笑いをもたらします
(アイリーン・キャディ)



千歳さんや彩美さんの周りに人が集まる理由が分かった気がします
④感謝は人生を豊かにしてくれる万能薬
A:感謝のフィルターを通した世界は美しい
感動の体験や芸術の存在は人生を豊かにしてくれるものですが、実はそこにも感謝が関わってきます。
「私たちをとりまくすべての美、気づかれないような美に、感謝の心を持ちなさい。太陽の光、夕焼け、星、雲、木、人々に感謝の心を持ちなさい」
(オショウ)



確かに大自然に触れると感動しますけど、その根底には自然に対する感謝が隠れているのですか?
間違いなく含まれています。
今はよく分からなくても、いつか分かる日が来ることでしょう!
「感謝の心をもって、世界を見ると、より美しく感じられる」
(リリアン・ディッキンソン)
「すべての美しい芸術、すべての偉大な芸術の本質は感謝である」
(ヴィルヘルム・ニーチェ)
これらはもう理屈ではなく感じるものですから、是非あなた自身が体験してみて下さい。


B:感謝が生命エネルギーを生み出す
感謝は心身にポジティブな効果をもたらし、生命エネルギーを増幅させます。
「不満はストレスの素。感謝はエネルギーの素
(森光子)



今日も元気をありがとう!
あなたはなぜ感謝できないのでしょう?(感謝できない原因を一つずつ潰していきましょう!)
①愚痴や不平を言う方が簡単だから
例えば、プライドが高過ぎる人ほど感謝が難しくなりがちです。
感謝することで自分が相手より劣位になってしまう…、あるいは助けられたくないプライドがブレーキをかけてしまうのです。



確かに、愚痴や不平を言ってる側の方が優位に立っている感覚はあるなぁ


ただしそれは錯覚でしかありません。
そしてこういう形でプライドを満たす癖をつけてしまうと悪循環が生まれてしまいます



いつだって不平よりも感謝を口にできる人間になりたいですね
また、共感する力が弱い人ほど感謝は難しくなります。
他者の感情やニーズを理解するのに多くのエネルギーが必要となれば、いつしかそれが面倒になり、感謝することもやめてしまうのです。



自分本位では感謝できないということですね
②感謝したくなるようなことをされていないから
「私は感謝したくなるようなことをされていない…」
そう感じている方は、 日常の「当たり前」を疑ってみて下さい。
私達は多くのことを「当たり前」と感じてしまっています。
蛇口をひねれば水が出る、暗くなれば電気がつく、冬は暖かい布団で眠れる…。



これらは決して当たり前ではありません



世界には、それができない人もたくさんいるのです
一旦、私達は最悪の状況を想像してみましょう
もし病気になったら?
もし友人がいなくなったら?
もし大災害が起きたら?
もし戦争が始まったら?


もちろんこんな想像は不快です。
ですから、多くの人は無意識下にしまい込んでしまいます。
そして、しまい込んでしまうが故に感謝できなくなってしまうのは皮肉なものです。



普段当たり前にあるものに感謝することが大切な理由が分かった気がします



失ってから気付くのも、もういい加減やめましょう
そう。
(全てのものはいつか消える運命なのですから…)失う前に感謝しておくべきですね。
では結論を言いましょう。
「私達は日々、感謝したくなるようなことばかりされています」


感謝は、訓練によって身につく感覚ですから、少しずつ感謝の数を増やしていけば、きっと世界の見え方も変わってきますよ!
③感謝してしまったら損をすると考えているから



これはちょっと分かります
今の競争社会においては、常に警戒心を持ち、戦略的に行動することが重要です。
「色々なことに感謝などしていたら遅れを取り、損をしてしまう」
そう考えるのは無理のないことです。
ただし、それは本当に目先の競争に対してのみ有効なのです。
例えば今、誰かを押しのけて利益をゲットしたとしましょう。
これで競争が終わりならばそれもアリかもしれませんが、まだまだ競争も人生も続きます。
では次の競争で、今回押しのけた人が脚を引っ張る敵と変わったなら、どちらが損なのでしょう?



ふむ…
感謝の気持ちを持って競争すれば、勝つにせよ負けるにせよ、より情に溢れた持続可能な競争力を身につけることができます。



より大きなことを成し遂げるには、多くの人(味方)の協力が必要ですしね
私達は人間社会の中で生きています。
そして人間は機械のように割り切れず、情で動く性質も持つのです。
成功するために感謝しろとは言いませんが、「感謝の気持ちを持たずに成功者になれた例も存在しない」ことは付け加えておきます。





感謝が含まれていることが本物の競争力につながるのですね
④ライバルが自分の取り分を奪うことを恐れているから
あなたは、ライバルや敵の存在に感謝できますか?



俺はライバルの存在に感謝したことは一度もありません(キリッ)
もちろん、そう考えても不思議ではありません。
世の中には③で述べた「競争」よりさらに過酷な「限られたパイを奪い合うケース」も存在するからです。
例えばプロスポーツの世界。
ライバルが多くてタイトルを取れなかった人を考えてみましょう。
そのライバル達がいなければ、自分がたくさんのタイトルを取り、名誉も賞金も手にできたのに…。



現実的に考えれば、やっぱり感謝できないかもなぁ…
はい。
ですから、ここでは強制せず、感謝できた人の言葉だけを紹介しておきます。
「私がケガから復帰できたのは、ライバルの存在があったからです」
「ライバルがいたおかげでここまで頑張れた」
「ライバルと切磋琢磨していた時期は密度が濃く、とても幸福な時間だった」



心に沁みますね


誰しも、この境地に達することができれば幸せですね…。
⑤感謝をする習慣が身についていないから
感謝できない原因の殆どは「感謝することに慣れていないから」です。
具体的に言えば、これまでの人生で感謝する数より愚痴や不平を言う数の方が圧倒的に多かったからです。



誰しも慣れないことをやるのは大変ですよね…
はい。
ですから逆を言えば、最初は大変でも、慣れさえすれば感謝の言葉もスラスラ出てくると思われます。



この章で一番重要な項目は「ここ」なのですね?
はい。
面倒な理屈は後回しで構いません。
挨拶と同じで、習慣化してしまえば、それで「◎」なのです



では、どうすれば感謝が習慣化するのでしょうか?
そのヒントを今から紹介していきますね。
A:いちいち感謝の選別をしない(全て感謝すると決めてしまう)
「これは感謝しないけど、あれは感謝する…」
そんな面倒な選別はやめてしまいましょう
私達は、もう「常に感謝を選択する」と決めてしまうのです。
良いことも悪いことも、その気になれば全てのことに感謝できます。
「失敗を成功への学習」と捉え、「安い給料でも頂けている事実」にありがたみを覚え、「病気でさえ普段の健康のありがたさに気付けた」と感謝するのです。
仮に、どう頑張っても感謝できない「大嫌いな人」がいるならば…、この先に感謝できるよう動いてみましょう。
「あの人に鍛えられて強い自分になれた」
「あの人から離れるために努力し、キャリアをアップすることができた」
「あの人がいたから家族や友人のありがたさを再確認できた」



後に、こう言えれば成功です!



私にも「嫌いだけど感謝はしている」「許せないけど感謝している」人がいます
はい。これらは矛盾しないのです。
今はネガティブな感情しか出てこないけど、いずれ感謝できる部分が出てくるよう祈っています



そうしないと自分も相手も周りも救われないですよね
B:「感謝振り返りタイム」を持つ
毎日1回、感謝の時間を設けましょう。
よく言われるのが「感謝日記」ですね。
寝る前に「今日のランチが美味しかった」「同僚が仕事を手伝ってくれた」「天気が良かった」「電車が遅れなかった」などと記録を残す方法です。



ただ、これを継続できる人はごく少数ですよね?
はい。ちょっと面倒くさいですよねw
ですから私のオススメは、夜、お風呂に入っている時に頭の中で感謝の出来事3つを頭の中に浮かべる方法です。





うん、これならできそう!ありがとうございますっ!
それは良かった。
この習慣をつければ、無理なく感謝体質が形成されていきますよ。
C:一言目に「ありがとうございます」を付けるクセ
今から、自分が発する言葉の一番最初に「ありがとうございます」を付けてみましょう。



え?感謝の気持ちが湧いてきたからこそ「ありがとう」が出るのでは?
もちろんそれが自然なのですが、この章の課題は「習慣化する」ですから、まずは言葉から始めていきましょう。



不思議なことですが、「ありがとう」と口にしてしまえば、感謝の気持ちが後から湧いてきますね



でもそんなに感謝できることってありますか?



その気になれば全てのことに感謝できることは、もう学びましたよ~(大丈夫ですか~?)
はい。
そしてこれは日本語の面倒な点なのですが、通常は「〇〇で△△なので、ありがとうございます」と結論が最後に来ます。
しかしそれでは億劫なので、一言目に「ありがとうございます」と言う癖をつけてしまうのです。
そしてその後に「おかげで助かりました」「とても嬉しいです」「心遣い感謝します」「安心しました」などの言葉を付け加えればいいのです。



別に付け加えなくてもいいですよね?
そうなんです。
「ありがとうございます」だけで終わらせてもいいですし、その後に頭を下げる時間を設けるだけでも綺麗にやり取りが成立します。



おー、これで大分、感謝のハードルが下がるなぁ
一言目に「ありがとう」
あなたも是非、試してみて下さいね
D:感謝トリガーを作る
現実問題として、全てに「ありがとう」と言い続けるのは大変という方は、事前に感謝トリガーを作っておきましょう。
「これが起きたら(やってもらったら)自動的に感謝の言葉を述べる」という紐づけですね。
まずは簡単な例を出しますので、これらをそのまま使うか、自分で新しく作るかを選んでください。
目が覚めた時:「今日も一日を始められることに感謝します」
食事をする時:「いただきます&ありがとうございます」
雨が降ってきた時:「大地を潤す雨に感謝します」
電車やバスに乗る時:「移動を助けてくれてありがとうございます」
寝る時:「今日も一日が無事に終わりました。ありがとうございました」



その気になればトリガーはいくらでも作れそうですね
E:感謝は面と向かってでなくても良い
感謝を伝える際、「きちんと会ってお礼をしなくては…」と考えてしまうと、結果として感謝できる機会が減っていきます。
今はメールやラインなど相手との時間を合わせなくても感謝を伝えられるツールがありますので、それを利用する習慣をつけていきましょう。





もちろんきちんとお礼したい場合は、ラインなどで感謝を伝えた後、また正式に会ってお礼をすればいいんですよね
F:リマインダーを設定する
リマインダーとは、予定やタスクなどを忘れないように提示してくれる仕組みのことです
例えば、以下をスマホの待ち受けにすれば、スマホを開くたびに「感謝」を思い出すことでしょう。
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感謝こそが人生の流れを変える
決してオーバーではありません。
感謝を日常に取り入れると、あなたの人生が変わります。
感謝の精神があなたの言動に影響を与え、あなたの言動が変われば周りに影響を与え、結果も少しずつ変わっていくからです。


「人生を変えたいと思っているなら、感謝することに挑戦してみることだ。人生が激しく変わるぞ」
ジェラルド・ベスト



では、今のあなたの感謝レベルはどれくらいでしょう?
①感謝のレベルをチェックしてみよう!
レベル0 感謝をしない



さすがにこれは人としてどうかと思いますね~
もちろん、ここからレベルを上げていくことは可能です。



ここまで読んできて感謝へのモチベーションが高まったなら、できることからやっていきましょう!
レベル1 良い事に感謝できる(何かをしてもらったから、ありがとう)
良い事があったから感謝する。
当たり前とも思えますが、とても大切なことです。



考えてからではなく、反射的に出てくるのが理想ですよね


レベル2 当たり前の事に感謝できる(特別な良いことがおきていなくても「ありがとう」)
あなたは日常の「当たり前」にも感謝できていますか?



感謝しようと思ったら特別に思えてくるし…、当たり前と思っている限り感謝の心は湧いてこないし…



そんな禅問答しとる場合かぁー!?
はい。この課題は全く難しくありませんw
当たり前の事を「感謝しよう!」と意識すればいいだけですからw
日常の幸せは自ら気付こうとしなければ、喪失によって気付かされることになる。そのいつ訪れるかわからない喪失の前に日常の私への全てのギフトを感謝の気持ちをもって受け取りたい。
ジョン・キム
「姿形あるものは、いつか必ず消え去る」ものです



だからこそ今あるものに感謝しておくのですね
レベル3 悪い事にも感謝できる(ネガティブにもありがとう)



私は、悪いことにも感謝できる人間になりたいです



でもそれって、今の日本では「ちょっと変わった人」と思われますよね?
そうですね。それくらい少数派ということでもあります。
果たしてあなたは、この境地に到達できるでしょうか?



無理



調子が良ければできますけど…うん、日によりますね


全員がこのレベルになれたら平和で美しい世の中になるでしょうが、現実にはかなり難しいでしょう。



万物への感謝となる最終レベルかぁ…
はい。
これが感謝の最終目標なのです。



挑戦してみるのも面白いかもしれませんね
②感謝は(心だけでなく)言葉や行動でも示しましょう
心だけの感謝では、あまり「人生の流れ」は変わりません…。



そりゃそうだよ
「無言の感謝は誰の得にもならない」
グラディス・スターン
「ありがたいと思ってそれを言葉に出さないのは、プレゼントを包んでおいて渡さないのと一緒だ」
ウィリアム・ワード



うむ。心に刻んでおくか…
感謝には無限の可能性がある
①感謝に限界がない理由
感謝に限界がない理由の一つに、感謝が「絶対評価ではない」ことが挙げられます。
絶対評価とは、例えば「90点以上で感謝」などと線引きすることです。
対して感謝は、自分の中で自由に決められます。
感謝する気になれば、10点でも20点でも数字に関係なく感謝ができ、そこに終わりはないのです。



んぁ?



ではボス、試しに息を止めるだけ止めてみて下さい
ー30秒後ー



プハーッ! 空気に感謝ーっ!
そう。
私達が生きている限り、感謝できることは無限に溢れています。
「お腹がすいていれば、何を食べても「おいしい」と感じます。風邪が治ったとき「元気」であることに感謝します。この一瞬が「幸せ」の本質です」
大原敬子
②感謝するほど次のステージに進めます
感謝に限界がない理由の二つ目は、「感謝にはゴールがない」ことが挙げられます。
感謝は未来永劫、延々と続いていくのです。
「感謝することは、過去の意味を理解させ、今日に平和をもたらし、明日のビジョンをつくる」
メロディ・ビーティ



俺はずっとここが気になっていたんです。俺は満足や感謝をしたら先に進めないと信じてきた人間なんで…
確かにここは勘違いされている方が多いですよね。
皇海さんの考え方は、やはりある意味、絶対評価なのです。
このラインに到達しない限り、満足も感謝もしないと…。
しかし逆を言えば、望む結果を得られれば、そこで満足、感謝し、歩みを止めてしまうということでもあります。



確かに…
ですから満足や感謝の真意は、そこで終わりではなく、むしろ感謝してその先に進むということなんです。





私には満足や感謝が「甘え」と思えてしまうのですが…
明日香さんが、今の状態に感謝(満足)していないということは「まだまだ先を見据えている」として、一見、前向きかつ求道者的に見えるかもしれません



はぁ…
しかし感謝や満足をしないということは、いつもダメ出しをされている状態と同じです。
そしてそれが何度も続くと、通常は心が折れたり心理的に腐ってしまい、先に進むことを止めてしまうのです



僕も「こんなの最初から無理だったんだよ」「自分には無理だ」「ツイて無さ過ぎる」といった捨て台詞を吐いてきました…
だからこそ、まずは現状に感謝(満足)しましょう。
その上でさらに先を目指せば、腐ることなくモチベーションが続きますし、ゴールのラインもないので、いつまでも前に進み続けられるのです。



それが限界なく先に進むコツなのですか…



んー、仮に有名選手のインタビューの答えにすれば、こうなるんじゃない?
「ここまでの結果には満足していますし多くの人に支えられたことに心から感謝しています。ただこれで終わりではないんで、さらに高みを目指して頑張っていきます」



うん。どこかで聞いたことがあるようなセリフですね



これが正解なのかぁー!
はい。
たかが感謝と侮ってはいけません。
感謝には無限の可能性が秘められているのです。
感謝のまとめ


ここまで感謝の素晴らしさと感謝の実践のヒントをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょう。
分かりにくい点もあったと思いますが、あなたの心に「感謝の重要性」が少しでも届いたならば、この記事にも意味が生まれます。
近年、日本も世界も「自らの正義と権利」を声高に主張するようになってから、おかしくなった気がします。
もちろんそれらは必要ですが、感謝の心を置き去りにすると、歪みが出てくるのでしょう。
「感謝」をすれば必ず成功できるとは限りませんが、感謝をすることで必ずあなたの幸福度は増します。
私が担当してきたカウンセリング内でも(心の問題でも)、感謝の比重を高めたことで改善したケースはとても多いのです。
まずは「ありがとう」
とにもかくにも「ありがとう!」
その後に続く理由はいくらでも作れます。
ぜひ一緒に感謝する習慣を身につけていきましょう!