もちろん俺1人でも十分なのですが、せっかくなんで音楽ユニット「sandy」のパートナーにも登場してもらいましょう。
こちらもまだまだ若輩者ですが、最強武器「絶対音感」を持つこの方でーす!
こんにちは。表現力に課題を残す神足悠香です
まぁお互い課題はあるわな…。
では、元気にやっていきましょう!
歌がうまくなるには?
歌がうまくなるために必要なのは何だと思う?
私に関しては、ピアノで音程とリズムの基礎を鍛えられたおかげかな?
で、後々、ボイストレーニングで声の出し方を覚えていった感じか…
うん。サスケ君はどこが音痴だったの?
頭の中のイメージと現実の音程が違うんだよね。どうしても自分内の音で歌っちゃうと音程が外れちゃって…
それもロック魂だったということだよ!
ありがとう。涙で前が見えないから、悠香がまとめてくれ
はい。
何はともあれ、最初は「音程を正しく」かな。
次に「リズム」と「発声方法」。
余裕があれば「表現力」をつける感じで進めていきましょう!
音程を正確にする
①インプット能力を鍛える(耳を鍛える)
歌が上手くなるには、まずは耳です。
耳が悪くて正しい音程が分からないと、何を努力しようと上手く歌えません。
あなたは耳に自信がありますか?
さすがに悠香のように「絶対音感」を今から身につけるのは難しいですが、「相対音感」であれば向上させることができますよ。
自分の今の「耳の能力」をチェックしたい方は、以下の動画を見て下さいね
(動画は)以上です。お疲れさまでした
この動画自体が耳のトレーニングになっていますので、耳に自信がない方は何度も見て下さいね。
さて、最初にも述べましたが、俺が音痴だったのは、頭の中での思い込みだけで歌っていたからです。
おそらく多くの歌下手な人も、音楽を何となく聞いて何となく歌っているのだと思います。
ここは一度、音楽をしっかり集中して聴き、音程の変化に細心の注意を払ってみましょう。
この繰り返しで耳が鍛えられます。
そして相対音感さえ身につけてしまえば、あなたの歌下手は急速に改善します。
お手本の歌に対する自分の声が高いか低いか分かるので、即座に修正できるからですね♪
②アウトプット能力を鍛える(口や喉を鍛える)
音階はしっかり頭に入っているのに、実際に声に出すとズレている…。
そんなあなたはアウトプットの練習をしましょう。
声帯のコントロールが上手くいかないと、正解とは違う音が出てしまいます。
具体的には、口や喉頭の筋肉の動かし方です。正しい音が出るまで試行錯誤しながら出してみましょう
この項目は、反復練習で体に覚えこませるので、ちょっと体育会系のトレーニングになります。
まずは、ドレミファソラシドを正確に発声できるかですね
以下にドレミファソラシドの音源だけ載せておきますので、一緒に発声しながらズレがないかチェックしてみて下さい。
はい。
次は自分のお気に入りの歌でやってみましょう。
音を流しながら歌ってみて、自分の声とズレが出ないように練習すればOKです。
ここまでくれば、カラオケもいいですね
採点付きカラオケで歌えば、自分の声のズレを映像でも示してくれるので、いい練習になります。
個人的な意見ですが、80点を超えれば、人前で気持ちよく歌えるのではないでしょうか?
まぁオレ様くらいになれば90点はいくがな!
私、90点なんて取ったことない…
み、皆、お前みたいに100点を取れるわけじゃねーんだからねっ!
ウッ、また目の前がぼやけて…
はい。フィードバックの繰り返しは大変ですけど、やればやるだけ上手くなるので、楽しみながら続けていきましょうね!
③どちらも同時に鍛える(応用編)
最後に応用編も伝えておきましょう。
「 コール&レスポンス」
例えば、初めて聴く曲のフレーズを瞬時に歌ってみて下さい。
これができればもうインプット(耳)もアウトプット(喉)も1流といっていいでしょう。
この練習を行うことで、音程感覚がさらに磨かれますので、上を目指す方は挑戦してみて下さいね
リズム感を鍛える
歌っていて、リズムが速くなったり遅くなったり…。
せっかく音程は合っているのに、リズムが乱れてしまうのは勿体ないですよね。
通常は、歌いながらも自分の中で「トン・トン・トン」とリズムのカウントが流れているものですが、この習慣が無かったり、安定性がないと、どんどん歌は狂ってきます。
他にも、音の余韻を意識し過ぎて遅れたり、緊張から焦って速くなったり、歌詞を気にするあまりカウントに集中できないケースもあります
・あなたは、音楽を聴きながら上手く手拍子で合わせられるでしょうか?
・曲の入りや、長い間奏後の歌い出しも、ピッタリ入れるでしょうか?
・自分の中でドラムが流れているようなイメージはありますか?
ちょっと苦手だという方は、ここで克服しておきましょう。
サスケ君も時々、「走ったり(速くなる)」「モタれたり(遅れる)」することあるよね?
バーローw あれは「前ノリ」と「後ノリ」を組み合わせた高等テクだよ
①メトロノームを使った練習(基礎編)
メトロノームの速さを70~110の間に設定して、ドラムのように何かを叩いて、一定のリズムを体に覚えこませていきましょう。
メトロノームの音を消しても同じようにタップできれば合格ですね。
「太鼓の達人」のような音ゲーも、いい練習になるわね
②実際の歌を聴きながら、手拍子をする
よく歌番組で、観覧している側のアーティストが手拍子をとって応援しているシーンを見ますよね。
また友人同士でカラオケに行っても、歌っていない人が手拍子をとって一緒に盛り上がることもあります。
それを数多く練習してみて下さい。
メトロノームの手拍子より遥かに楽しいわ。ちなみにヒップホップみたいな速い曲でも、ドラムの音だけに照準を合わせて手拍子すれば、何とかなりますよ
③手拍子をしながら、実際に自分が歌ってみる(応用編)
歌いながら手拍子をするということは、耳と喉だけでなくリズムにも意識を残す練習になります。
並行作業といっても、ピアノのように右手と左手を別々に動かすほどの複雑さはないので、ちょっと練習すればできるようになると思います。
発声練習
①複式呼吸をマスターして声量を上げる
歌う上で声量は大切です。
声量が小さくなると、声が揺れてしまい音程が不安定になるからです。
声が通らないと、歌自体が上手く聞こえません…
あなたは呼吸が浅い胸式呼吸になっていませんか?
ここでは声量をしっかり出すためにも腹式呼吸をマスターしましょう。
①鼻からゆっくり息を吸いながらお腹をふくらませる。
②口からゆっくり息を吐きながらお腹をへこませる。
さらにレベルを上げると以下のようになります。
①3秒かけて息を吸い
②お腹を膨らませた状態で3秒間、息を止め
③5秒かけてゆっくり息を吐く
というやり方になります。
(これを最低5回繰り返します)
この練習を続けて、以前より大きな声が出るようになったり、長いフレーズでも息切れしなくなればOKです。
ちなみに声量は大きければいいわけではありません
はい。
小さい声と大きな声の使い分けです。
時には小さく時には大きく歌うことで、表現力が大幅にアップします。
② 音域を広げる
音域とは、自分が出せる音の範囲ですね。
試しに
ドレミファソラシドレミファソラシドレミファ…
と、音程をどんどん上げながら発声してみましょうか。
さて…どのくらいまで上がりましたか?
この出せる範囲が広い方が歌うには有利となります。
逆を言えば、発声音痴と呼ばれる方は、出せる音域が狭いために、正解の音からズレてしまうわけです。
そんな方でも、自分の音域にあう曲を歌えば上手く歌えますよ~
ですね。
慌てることはありませんが、今後のため、徐々に高音と低音に挑戦する練習をしておきましょう。
③活舌をよくする
活舌が悪いために、あなたの歌が下手に聞こえてしまうことがあります。
以下に私がよくやる活舌を良くするための早口言葉を紹介しますので、まずは試してみて下さいね
・バナナの謎はまだ謎なのだぞ
・にゃんこ、子にゃんこ、孫にゃんこ、ひ孫にゃんこ
・カエルぴょこぴょこ、三ぴょこぴょこ。合わせてぴょこぴょこ、六ぴょこぴょこ
・豚が豚をぶったらぶたれた豚がぶった豚をぶったので、ぶった豚とぶたれた豚がぶっ倒れた
どうでしょうか? 上手くいってもいかなくても、時々口に出して練習するのがお勧めですよ
さて、実際に歌う時に問題になるのは「母音と子音をどう扱うか?」となります。
もちろん滑舌の面で言えば、両方クリアに発音するほうがいいのですが、曲によって比重が変わることがあるので厄介なのです。
例えば、
「私が歌う♪」という歌詞があった場合
Wa Ta SHi Ga uTau
黒字&大文字が「子音」で赤字&小文字が「母音」になりますね
そして…
日本語かつテンポの遅い曲の場合は、母音をしっかり意識して発声したほうが上手く聞こえます。
わぁたぁしぃがぁ~♪
という感じですね。
対して英語だったり速いテンポの曲では子音を鋭く発声します。
特に「k」「s」「t」を意識するとカッコよくなりますね
ラップなどの速い歌は、母音までしっかり発音しようとすると間に合わなくなるので子音をメインにしましょう。
さらには音に強弱があるので、よく聞き、強い部分だけがんばり、弱い部分は発音しなくても構わないくらいでいいと思います
俺も最初ラップに挑戦した時は、お経みたいになったからなぁ…
そう。全部を正確にやろうとすると逆におかしくなりますよ
表現力を高める
①抑揚をつける
音量の強弱をつけることで、歌にメリハリが生まれます。
逆に、抑揚が足りなければ一本調子な歌に聴こえてしまいますね。
まずは、どのポイントを強く歌うかを意識することですね。
静かに歌うべきは声を小さくし、強弱がはっきりと分かるように歌って下さい。
簡単に言えば、サビを大きく歌えばOKです
②歌詞を理解して感情を込める
歌詞の意味を考え、感情を込めて歌うと表現力がアップします。
ミュージカル俳優をイメージすると分かりやすいですね
もちろん、この講座の目的は、自分が気持ちよく歌えるようになることなので、照れを我慢してまでやることはありませんが…
えぇ。私の課題であることは分かっています…
実践練習
最後は「歌い込み」ですね。
歌が上手くなりたければ、歌をたくさん歌いましょう、という話です。
数だけでなく質も大事ですよね
はい。
まずは、自分の歌声を録音して聞いてみることをお勧めします。
自分を客観的に見れますし、具体的な課題を認識できるでしょう。
曲全体を何度も歌うのではなく、課題の部分を繰り返して練習するのも効率的です
「採点機能」付きのカラオケもいいですね。
歌いながら、リアルタイムで自分の音が合っているのかズレているのかを見ることができますから。
どの方法を採用してもいいのですが、大切なのはフィードバックです。
歌う→ 課題発見→ 課題を反映して再挑戦→ 課題発見→ 課題を反映して再挑戦
この繰り返しであなたの歌は確実に上達します。
まとめ
お疲れさまでした。
以上の訓練をやって頂ければ、あなたもきっと気持ちよく歌が歌えるようになるはずです。
「自分は音痴だから……」と諦める必要はありません。
正しい努力さえすれば、(後天的な)音痴ですら改善できます。
私達も含めて完璧な人はいないのですから、どんなレベルの人でも訓練は大切です。
お互い、がんばっていきましょうね!
では、最後までお読み頂きありがとうございました!
はばなぃー♪